父方の家族と私

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父方の家族と私

父方の祖父は、左利きでした。

もっとも、私は祖父が亡くなって3年後に生まれたので、祖父には会ったことがありません。

祖父母の7人の子供のうち、「フミちゃん」と呼ばれる伯母、そして「たーちゃん」と呼ばれる叔父が左利きとのことで、叔父とは今でも頻繁に会って、左利きの話で盛り上がります。

左利きはマイノリティなので、同じ境遇だと何だか親近感が湧き、お互いを労わり合うものみたいです。

ですから、私の右利きの姉と妹とは、意外に利き手について話したことがありません。

叔父は、完璧な左利きで、右手では何もできないと言います。

しかし、字だけは右手に直されました。

左利きなのに右手で字を書くものだから、よく学校の先生に「お前の字は汚い」と怒られ、居残り授業をさせられたそうです。

それが辛くてトラウマになり、世間が左利きを容認するようになったと同時に、字を左手で書くように自分で直しました。

もっとも、人生の大半を右手で文字を書いてきたのに、今更左手で字など書けるものか、と私は疑ってしまいましたが、汚いながらも、左手のほうが無駄な力がかからずに書けると叔父は言っていました。

私は「左利きが認められるようになって、よかったな」と、叔父を見るたびに思います。

フミちゃんは、私が3歳の時に亡くなっているので、フミちゃんのことも実はよくわからないんです。

しかし、苦労はしただろうと、容易に想像ができます。

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