その他の珍説

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その他の珍説

左利きになる原因は、解明されていない分、沢山の説が乱立している状態です。

その中でも、特に「珍説」と呼ぶに相応しいものをここでご紹介します。

1940年代に、精神科医のエイブラム・ブローは、「左利きはつむじ曲がりのようなものだ」という、どこから導き出したのかわからない説を唱えています。

精神科医ですから、患者の傾向を見て、何となくそう思ったのかもしれませんが、主たる統計結果を示していないので、信憑性は皆無に等しいでしょう。

そのほかは、あくまで「そう言っていた人がいたらしい」という、さらに曖昧な説になります。

その一つは、「左利きとは、精神若しくは身体的に脆弱で問題があり、通常右手でしなければならないことができず、仕方なく左利きになった」というものです。

また「左手は盾を持って心臓を守るための手であり、攻撃は右手で行った。このことが定着し、人は何かをする時に右を使うようになった」という説や、それに付随して、「左利きの家系は、戦って心臓を守る必要のない家系であり、芸術などに講じていて、比較的ゆとりのある生活をしていた」という説もあります。

いずれも、何一つ統計学上ですら証明されていないことで、科学技術が進歩してからは、そういった説が滑稽にさえ見えますが、昔の諸説には、主観的なものも多くあるようで、それはそれで大変面白い発想だと思います。

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