脳梁(のうりょう)
脳について、もう少しお話します。
左右の脳が非対称な役割を果たすことで、脳の大きさ、或いは脳内にある各部位の大きさにも違いが生じてきます。
また、右脳と左脳を結ぶ役割を果たしているのが、「脳梁(のうりょう)」と呼ばれるところで、左右大脳の連絡を果たしています。
実は、この脳梁が、左利きの人の場合、右利きの人と比べて、11パーセント太いということがわかっています。
しかし、何故そうなるのかは、まだ原因が特定できていません。
それはさておき、左利きの人の脳には、このような明確な特徴があるというわけです。
このことから言えるのは、右脳或いは左脳が損傷した場合、損傷していない側の脳が損傷した側を強く補ってくれる、ということです。
そもそも脳の役割は右と左で二分されているように見えますが、相互の能力発揮を支えるために、左右の脳は別々の動きをするのではなく、連携して力を発揮します。
左脳に言語にまつわる能力が集中していても、話の起伏をつける役割は、主に右脳が担っています。
つまり、私たちは右脳だけ使っているようで、左脳の能力にも頼っているのです。
だからこそ、この脳梁の太さというのには大きな意味があり、より太く繋がり合うことで、より左右の脳が連携し、潜在能力を引き出しています。
左利きの人が「音楽が得意」「芸術に明るい」「天才が多い」と言われるのは、ひょっとしたら、脳梁が果たす役割が大きいのかもしれません。
左利きと脳の役割
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