左利き差別 1
左利き差別は、古くから根強く、左利きの人々には大変大きな問題になってきました。
これは日本に限らず、世界各国が抱えてきた問題で、左利きの人々は、常に偏見の目にさらされてきたのです。
右手を使えない人間は人として不自然であり、その不自然さ故からか、左利きは身体障害者という思い込みが強かったようです。
学校では左手で字を書くと、厳しい折檻が待っており、左利きの子はコンプレックスを持つようになります。
そのせいで、引っ込み思案になったり、右利きへの矯正の辛さから精神疾患を患い、また更に差別されるという悪循環も生じていました。
日本では、女性は左利きだと結婚できないとまで言われ、左利きを隠したまま結婚しても、ばれた時点で離縁されるというありさまでした。
宗教的にも左手は邪悪とされる傾向にあり、イスラム教では今も昔も、左手での食生活は不潔とされています。
勿論、左利き差別は徐々になくなり、先進国に於いてはないといっても過言ではない時代になりましたが、左利きが悪いイメージという時代があまりに長過ぎたので、戦前の人の中には、まだ左利きに対して悪いイメージを持つ人が多いようです。
今となっては人権問題として大きく取り上げられるような差別が、当然のように存在していたかと思うと、左利きの人間としては恐ろしくなります。
次は!
左利き差別 2
です!
左利きと脳の役割
左利きになる原因
家族と私の左利き日記
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- 母方の家族と私
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- 右利きとの差に気づいていき…
- 留学時代の出来事
- 叔父の苦悩
- 私の左利き度
- 私の子供は絶対に左利き!?
- 左利きの習性
- やはり左利きは不便
- 右利き社会でのストレス
- 適度に右利き社会に順応
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