左利きと文字

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左利きと文字

左利きの人にとって、文字を書くことは、一番やっかいなことの一つです。

実は、世界的に見ても、文字を左から右に書くことが殆どで、右から左に書くのは、アラビア語とヘブライ語だけです。

昔は、文字をどの方向から書くのか、明確な基準がなかったので、右から左に書くもの、上から下に書くものなど、色んな方向を持った文字が乱立していました。

いつからか、横書きの左から右が大多数になった理由の一つは、右利きの人にとっての「合理性」の問題があったからだと思われますが、未だ明確な理由は明らかになっていません。

では、何故アラビア文字とヘブライ文字は、今尚右から左なのでしょうか?

これも明確に理由が特定されているわけではないのですが、言語の特性上、敢えて左から右に直す必要がなかった、というのが一般的な見方で、文字が作られた当初からのルールに則っているということです。

あとからインド人がアラビア数字を考案したときには困ったようですが、現在では文字は右から左、数字だけ左から右に書いています。

このような不合理が生じるのなら、左から右に世界的に文字の向きを統一したほうがよかったのではないか、という意見もあることでしょう。

しかし、それはさておき、現在では「文字は左から右であるべき」という傾向が圧倒的に強くなっていて、左利きの人々は、今尚頭を抱えています。

※アラビア文字は、「アラビア」とありますが、インド人が考案したものです。

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