右利きとの差に気づいていき…
小さい頃は、字を書くのが右であろうが左であろうが、大した違いはないと思っていました。
しかし、左利きの人間は、徐々に「世の中は右利き用にできている」と気づいていくものです。
高校に入り、コンビニでバイトを始めました。
まだレジが手打ちの時代です。
レジは、右側にある・・・数字を右手で打つ必要があるというわけです。
もっとも、あまり先入観にとらわれず、「レジとは右手で打つものだ」と最初から思っていれば、そんなに不便なことではありませんでした。
ただ、ムキにはなっていました。
誰よりもレジを速く叩きたいと思っていましたが、それは右利きの人に対するライバル心で、同僚に「レジ打つの速いね」といわれると、「ふん、左利きでも右利きを超えられるのだ。」と心の中でちょっと勝ち誇っていました。
お弁当の配送のおじさんには「ダヴィンチのお姉ちゃん」と呼ばれていました。
レオナルド・ダ・ヴィンチも左利き、というだけの理由で。
レジの話に戻ると、大体のものは、右手で押すようにできているんです。
切符やジュースの自販機も、コイン投入口は右についています。
今は自動改札で、それも右に切符投入口がついていますが、駅員さんに切符を見せていた昔でも、自分の右側に駅員さん、という構図になっているんです。
世の中が右利きに便利なようにできている、と年を重ねるごとに気づいていったような気がします。
次は!
留学時代の出来事
です!
左利きと脳の役割
左利きになる原因
家族と私の左利き日記
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